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薪ストーブのこと(1) ネスターマーティンC33を導入

薪ストーブを設置

ブログのネタは山ほどありながら、山すぎて何から手を付けたらいいのか分からなくなって2,3年経っていますが、コツコツと発信し、いずれはDIY、アウトドア、庭造り、ガレージライフ系統のオウンドメディアを気取ろうと思いつき、重い腰を上げています。

薪ストーブの導入を検討 (2013年 初冬)

田舎暮らしを始めてから、圧倒的な手間と時間を消費し、スローライフとかロハスといった雰囲気だけ醸しつつ、私を過労死寸前に追い込んでいるのが「薪ストーブ」です。都会から田舎に移り住むと薪ストーブに目覚めるというのは定番の事象であり、退職後に蕎麦打ちとか、大学生がラテアート、といった、一定の条件下で発症するムーブメントというか、人の定めのようなものです。
それに加え、田舎の旧家である今井家は少々の山林を所有しているため、薪の調達には事欠かないであろうという安易な事情もあります。また、この地域の気候を鑑みると、寒がりかつ昼夜逆転生活の私が真冬に1日中ヌクヌク過ごすためには、どれだけ灯油や電気が必要であろうか、と。
そのようなわけで、田舎暮らしハイと寒さで錯乱し、薪の確保に生涯を捧げる覚悟と、本体・工事費100万円を手に、薪ストーブの導入となりました。

薪づくりの実証実験

導入に先立ち、山で木を伐採し、軽トラで運んで、斧で薪にすることが現実的に可能なのか(私の体力的に)、90歳のヒデ爺の監督のもと実証実験を行いました。 >>山の開拓にまで手を伸ばした今となっては伐木も多少慣れてきましたが、当時は命をかけたアドベンチャーでした。極寒の急峻な山で木を倒し、手で運べる程度に切り分け、軽トラまで何往復もして運ぶという、軍事訓練か修行のようなミッションですが、普段運動する機会がない在宅ワーカーの体は、意外にも肉体労働を求めているのか、心地よいワークアウトになりました。
用がなければ運動しない、という堕落した私にとって、薪を集めるというのは、天が与えてくれた実益を伴ったスポーツなのかもしれません。

山で薪を集める

ちなみに、今回用意した薪は1年は乾燥させないと使えないので来シーズン用となります。今シーズンは工務店で分けてもらった建築端材などでしのぎます。

ネスターマーティンC33を設置 (2014年 春)

ストーブの機種を選ぶにあたって、工務店やストーブ屋さんも一押しだったのがネスターマーティンでした。針葉樹も安定して燃やすことができるということで、間伐材がメインの薪となる我が家では心強い。このあたりの能力を薪ストーブユーザーが語り始めると何時間でもかかるので省きますが、良いシリーズだと思います。
その中でも、ベーシックな機種より10万円ほど高いうえに、「シャッ!」としたデザインありきで使い勝手を多少犠牲にしている大変ハードボイルドな機種、C33を選択しました。
国内に在庫がなく、メーカーのあるベルギーから船で運ばれてくるまで2ヵ月待っていたら冬が終わっていたのも、今となっては良い思い出。 C33の詳しいレビューはまた改めて。

ネスターマーティンC33

薪ストーブのエネルギー

「薪ストーブは暖かい」とは聞いていましたが、それは想像以上の暖かさでした。エアコンやファンヒーターなどは、温めた空気で部屋を満たすイメージですが、鋳物製の薪ストーブは圧倒的燃焼エネルギーで家自体に熱を持たせ、中を温室にするようなイメージです。それ故に、一旦家が暖まれば、ストーブが消えていたり、しばらく窓を開けて換気しても、かなりの時間、暖かさが持続します。むしろ、暑すぎるときは窓を開けてなるべく家を冷ますというワイルドさ。
小さいながらも、「炉」が家の中にあり、圧倒的な熱エネルギーがそこで発生しているというのは、どこか胸おどるものがあります。

薪ストーブの感想と今後

そのようなわけで、私の人生を狂わせるレベルに手間暇のかかる薪ストーブですが、大変満足していて他の暖房器具は補助以外には考えられません。補助というのは、我が家は設計段階で薪ストーブのことなど全く頭になかったので、家の形や間取りが薪ストーブに全く向いていません。そのため、ストーブのあるリビングから離れた部屋への熱の伝わりはいまひとつなので、部分的にファンヒーターやエアコンを使うハイブリッドなスタイルです。

薪を全て買う方針であれば、そこまで大変なことはないと思いますが、おぼろげに発生している薪ストーブコミュニティが醸す「薪を買ったら負け」という空気を読んで、日々、薪集めや、薪炭林を育てるための >>山の開拓といった、天に与えられた試練を楽しんでいます。

薪と軽トラ

 

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