
思えば、2009年に登場したパイプフレーム+プラ外装の完全新型スーパーカブで時代が切り替わるという覚悟を決め、「これはこれで…」と自分を言い聞かせたものの、2012年の >>ファンシースクーター風モデルチェンジで完全に心をへし折られました。さらにメイドインチャイナになったためか、品質に対しての悪評が尽きず、世界に誇るカブが落ちぶれていく様に立ち尽くすしかありませんでした。
そんな茫然自失のなか、先日登場した2017年の新型カブ。
>> スーパーカブ50 / 110 | Honda
プラ外装ではありますが、カブの古き良きスタイルを崩すことなく、現代的なデザインで再定義されたという印象。さらに生産を伝統の熊本工場に戻すということで、ニュースを見た瞬間、ナウシカのラストシーンで「奇跡じゃ!」と泣き崩れるオオババ様状態に。構造は2009年モデルに近いものと思いますが、歴史あるカブに対するリスペクトと、カブファンに対する労りと友愛がデザインに満ちています。