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里山開拓プロジェクト(第2回) 土工と広葉樹の植樹編

開拓とユンボex26
(↑はじめてのユンボにはしゃぐ幼児2人。)

山の開拓 第1回の記事から2年以上経過してしまったのですが、開拓は地道に進行しています。ネタはいくらでもあるのですが、ブログ書いてる暇があったら苗を一本でも植えろとか切り株を一個でも抜け、という働き者の血が騒いで山に飛び出してしまい更新もままなりません。

>>山の開拓プロジェクト第1回の記事はコチラ

ユンボを借りて抜根と整地

(2015年4月頃)
開拓にあたって、敷地内に作業道を開設したり、ある程度の平地を作って土場にするため、ユンボの導入を検討しました。一応、それらの作業をプロに依頼することも考えたのですが、抜根となると大型の重機が必要になるため、結構な額のお見積もりに。ユンボの購入やレンタルも含めて方方に相談していたところ、友人の親戚のご厚意で2.6トンのユンボを貸してもらえることになりました。傾斜地でユンボ未経験者が抜根するというモストデンジャラスな案件に、業務用のユンボを一ヶ月以上預けるというワイルドな心粋に感謝の言葉もありません。

ちなみに、ユンボの免許や資格についてですが、3トン以下のものを個人が私有地で使う分には不要と解釈されています。業務で使用したり、リース業者から借りる場合は、労働安全法の規則で教習を受ける義務があるとのこと。

ユンボの操作経験は「スマホアプリで少々」な私が挑む土工。使ってみて分かったのですが、ユンボは油断すると簡単にバランスを崩します。重いものを持ち上げて旋回する時や、斜面での作業など、常に重心を意識しておかないと横転事故待ったなしです。今回のような斜面での抜根は特に危険。借りているユンボゆえ、慎重に慎重を重ね、不安なことはやめとくフロンティアスピリッツです。合言葉は「御安全に」。

抜根のロマン

道を切り開くにあたり、伐採された杉やヒノキの切り株を抜く必要があるのですが、それらは想像以上に頑固なものでした。直径10cm程度であればバリバリ引き抜けるのですが、敷地の切り株は多くが30〜50cm級。切り株の周囲を盛大に掘り起こし、太い根をチェーンソーでズタズタにしては、少しづつ大地から切り離していく戦いです。何本もの切り株と格闘するうち、自分なりの抜根の流儀が生まれました。
ちなみに、抜いた切り株は、それを掘り出した大穴をさらに深く掘り下げ、そこにドーンと突き落として無慈悲に埋めます。敷地内に根株を埋めるのは法的に問題ないはずですが、この「なかったことにする感」は大変気持ちのよいもので、産廃をこっそり埋めてしまう悪徳業者の気持ちも分からなくはありません。

ユンボで抜根

天地返し

ひたすら穴を掘っていると地層にも造詣を深めることができます。地面の表層の黒い土はすぐにぬかるみ路面には向いていません。そこで繰り出す奥義が天地返し。
(1)表層の黒土と赤土を横によける → (2)その下の砂礫をユンボの足元へ掘り出す → (3)その穴に進行方向の黒土を崩して埋める → (4)その上に2の砂礫をかぶせて転圧する → (5)その上に前進する → (2に戻る)…
という作業を繰り返すことでガッチリ締まった道になります。面倒ですが、これでできた道はぬかるまず陥没しづらく、圧倒的な道っぽさがあります。
ユンボを借りていた1ヶ月ほどの間に、敷地奥まで軽トラが入っていける道を開設できました。

ユンボで天地返し

広葉樹の苗木を植樹する

(2015年5月〜)
将来の薪や、四季を感じる里山にするための広葉樹の植樹に着手。専門用語で、薪のための林を薪炭林(しんたんりん)。針葉樹林を広葉樹林に変えることを林種転換といいます。ちなみに山林業界でトレンディなのは、針葉樹と広葉樹が適度に混ざった針広混交林(しんこうこんこうりん)。テストに出そうな字面です。

で、これらの苗木をネットショップで少しづつ購入することも考えていたのですが、このところ行政的にも林種転換をプッシュしているため、市から広葉樹の苗木を無料でもらうことができました。申請して受け取った樹種は以下の通り。
コナラ100本、ミズナラ300本、クヌギ50本、
ケヤキ、モミジ、トチノキ、ハルニレ、クルミ、ヤマザクラ 各10本前後。
これだけ自腹で購入していたらかなりの金額です。

広葉樹の植樹

山の民の血が騒ぐのか、特に頼んでいないのに現れて苗木を植え始めるヒデ爺。

広葉樹の植樹2

切り株や林地残材(まだ燃やしていない枝葉や丸太) が点在していて植樹捗らず。

コナラやミズナラの苗

秋ごろまでかかって半数を植え、残りは敷地内に残る丸太や枝葉を処理するまで仮植してあります。

思えば、1ヶ月借りたユンボでは、道を作るので精一杯だったため、全体的な整地に物足りなさが。やはりマイユンボで気が済むまで造成したいリビドーが抑えきれず、ユンボの購入を再び検討。ヤフオクで運命的なユンボを探し始めました。
そんなわけで、次回は「ユンボ購入と整備編」になります。

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