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親父のPEN-Fを修理


以前からなんとなく気になっていた実家のオリンパスPEN-F。
50年前に発売された当時の人気カメラで、
昔はインテリぶっていたうちの親父が、私が産まれる前に買ったようです。
数年前に見つけたときは、フィルムの巻き上げレバーがピクリとも動かず、
そのうちビジネスライクな兄にヤフオクで売られる運命かと思ってましたが、
このところのカメラ熱で興味がわき、少しいじってみようと急遽救出。
昔からなんでも分解するタイプの私ですが、
時計とカメラは分解するとヤバい、と直感的に感じたので、
修理業者に頼もうかと思ったものの、
状態によっては7,8万円とかするらしく、
壊れていない中古を買ったほうが安いようなので、
ダメもとで自分で修理を試みることに。
涙ぐましい素人のカメラ修理の過程は以下で。



まずは開けやすい底フタを恐る恐るオープン。
しかし、仕組みを理解しながら原因を辿るうち、気がつけば結局バラバラに…。
はたして元に戻るのでしょうか。

散々トライアンドエラーを繰り返すうちに、
いくつかの怪しい箇所を発見。
どうやら、むかし作動不良を起こしたまま、
中途半端な状態で十数年も放置していたために、
オイルが劣化して重要な部品が固着した状態だったようです。

その他、パーツのひっかかりを微調整したり、
修理の過程でやらかした故障を直したりと、
なんやかんやの格闘の末、ジーコジーコガッシャ、
というPEN独特だという軽快な動作が復活しました。
しかし、レンズをつけると作動不良頻発。
ネットで調べると、レンズの絞りの動きが鈍くなっていると
カメラ側の抵抗が増え、作動不良を起こすという決定的な事実が発覚。
おそらく、昔起こった作動不良もこれが原因かもしれません。
というわけで、ここまできたら臆することなく禁断のレンズ分解&清掃。


正直、バラしたことを後悔するほどの組立の厄介さでしたが
なんとか組み直し、ヌルっと動いて元に戻らなかった絞りが
シャカシャカと軽快に開閉するようになり、カメラの作動不良も完治。
これをもって、修理は完了。
さっそく試し撮りした写真が以下。
そこはかとなく昭和な写りです。

↑30年前、産まれたばかりの自分を撮ったカメラで撮る、自分の子。

↑知人の最新ガジェットもなんだかノスタルジー。

↑動物を撮ると女子カメラっぽいです。

↑ベランダとサンダルと私。
久々に味わう現像後のワクワク感は逆に新鮮でした。
普段はデジカメですが、今後は折にふれてフィルムで記念撮影したいところ。
ちなみに、PEN-Fはハーフサイズカメラですので、
基本が縦写真で、24枚撮りフィルムなら48枚撮れます。
ただし、ハーフ版のフィルムをデータ化してくれる写真屋が少ないうえに
割高なのがデジタル世代には辛いところです。

101020amz_pen.jpg
時を超えるカメラ (エイ文庫 (097))

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