MD90 郵政カブ 自家塗装の道

2007年春にヤフオクで落札し、全塗装するまでのブログ記事まとめです。

ヤフオクで郵政カブを落札

>>リトルカブでカブに目覚めてからというもの、ずっと夢だったのが郵便配達で使われている郵政カブ。念願かなって、2007年春に初ヤフオクにて接戦の末落札し、デコトラ(レンタカー)を転がして隣県まで受け取りに行きました。高速のインターまで出品者の方が運んでくれて、無事、取り引き成立。

郵政カブ運搬中

↑こちらが郵便局が正式採用しているカブ、ホンダMD90です。 バイク乗りの中でも一部のカブファンのさらに一部のコアな人々から人気があるものの、市販されていないためあの手この手をを使わないと手に入らない大変ニッチなカブです。

上の写真が少々ややこしいのですが、 写っている2台のカブのうち、赤い方は学生の頃から乗っていた>>リトルカブで、赤くない方が郵政カブです。郵政カブは赤いままだと何かと誤解を生み紛らわしいことになるので、元オーナーによって大変シャイニーなブルーに塗装されています。赤いリトルカブはひとまず引退ということで、ついでに実家まで運搬中。

ちなみに、トラックにバイクを積むのは初めてなので、けっこう怖かったのですが、お世話になってるバイク屋さんにバックル付きのベルトを借してもらい、積み方のコツを習ったので、 途中で吹っ飛ぶ事なく400km走破できました。ちなみにコツとしては、前輪を荷台前面に押し付けるかたちでフロントサスが沈むようガッシリ固定して、後輪は左右にふられない程度に固定する感じです。

すでに走行距離25000キロの郵政カブなので、メンテとか塗装とかしつつ、俺流カブに育てていきます。

※オピネットにて郵政カブの記事をかかせてもらいました。
>>オピネット・モノのある生活


実用的なリアボックスを搭載

この郵政カブには、嫁いできた時点で巨大なリアボックスがついていましたが、さすがにデカすぎたので外していました。(右写真) しかし、買い物や打ち合わせへ出かけるための実用面はUPさせておかねばならないので、カスタマイズ。で、近所のホームセンターで売ってたオバさん臭いリアボックスを搭載しました。オバチャボックスと命名。

そして、その内部もカスタム。スターバックスのお持ち帰りで使われる、カップを固定する紙を、両面テープで貼付けてスタバお持ち帰り仕様にしました。

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スプロケットを交換

2007年5月、スプロケットを最高速重視に交換。 郵政カブは重い荷物を積んで発進と停止を繰り返すため加速が強めで最高速遅めの仕様なのですが、それを逆にした感じです。高速時のエンジンの雄叫びがマイルドになった気がします。ちなみにこのスプロケットは、ホンダのセロー用らしいです。

このあたりのパーツ類はコチラの店の品揃えが良いです。
>>ウェビック 楽天市場店


フロントタイヤを交換

5月に買ったものの忙しくて放置していた前輪タイヤ。カブのタイヤは自転車のタイヤに近いので、自転車屋でも交換してくれるそうですが、カブマニアとしてはタイヤくらい自分で換えるべきだ、という神のお告げで、お世話になってる>>今井オートさんに 2時間ほど弟子入り。チューブタイヤは交換が難しいとは聞いていましたが、想像以上に技術と度胸の必要な作業でした。かなり力がいるのに、一歩間違えるとチューブに穴があいてオジャンになるため、豪快かつ慎重な職人の技が要求されます。
結局、一番の山場は自分がやるとまず失敗しそうなので師匠にやってもらいました...。後輪はひとりでがんばります。

そんなわけで新品になった前輪タイヤと、前後輪、ベスト空気圧にしてもらったため見違える程スムーズな走りになりました。蚊にさされまくってボコボコになりましたがやはり自分でバイクをいじるのは異常に楽しい。この勢いで全塗装にも突入したいところ。

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素人による全塗装開始。

作戦としては、なるべくバラさず手間かけず、2008年のゴールデンウィーク中 2,3日で作業完了するつもりでしたが、凝り性なもので手が抜けず、気がつけばバラバラに。
果たして元に戻るのでしょうか。様子を見に来てくれた今井オートさんも「3ヶ月くらいかかるんじゃね?」と…

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基本的なプランとしては、前のオーナーさんが塗ったゾッキーブルー(←勝手に命名)を拭き取り、郵政レッドの上に下地を作って本塗装へ。しかし、ゾッキーブルーがどうしても落ちないパーツは、リムーバーという、ゴム手袋すら溶かす恐怖の液体で郵政レッドもろとも溶かして剥がします。

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鉄がむき出しになった状態では見る見る錆びていくので、乾かして脱脂し、すぐに下地のプライマーを塗ります。グレーになっているのがプライマーを塗った状態。


今回の難所はリアフェンダーの隠れた癌(↓赤矢印)。塗装の下にサビが発生しており、ボコボコです。サビは完全に取り除かないと再発するそうなのでドリルでひたすら掘削。

クランケは想像以上に末期状態でした。摘出後の大穴にパテ(黄色いの)を盛り、固まったら金属との境目が触って分からなくなるまで絶妙に研磨。この辺の作業は異常に楽しい。

予想通り、凝りすぎて2,3日で終わるわけもなく、まだ気の遠くなる道のりが残されていますが、時間を見つけては、ちょこちょこと進行中。合い言葉は「忍耐」。完成はそのうち…

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リアキャリアなどの塗装

キャリア類は構造が複雑なのでしばらく見て見ぬふりをしていたのですが、お盆に帰省した際、重い腰をあげての作業再開。古い塗装を剥がしプライマーを塗ってカラー塗装。

夏にカラー塗装までしたリアキャリアを正月にクリア塗装。どんだけスローペースなのかと自分でもビックリです。あとは、クリアがタレた部分を処理したり、コンパウンドで仕上げて、本体に取り付けるだけですが、いったい何ヶ月先になるのでしょうか。

(写真右) 解凍中のカニと、ウレタンクリア硬化促進中のリアキャリア。模範的な正月の風景ですね。完成まであと一息…。


クリア塗装にはウレタンクリアを使用しました。けっこういいお値段で、一度混合したら24時間以内に使い切らないといけないのでご利用は計画的に。また、ウレタン塗料は毒性が高いので吸い込まないように十分な注意が必要らしいです。

【特徴】主剤と硬化剤が化学反応を起こし、樹脂の分子同士が3次元結合する為、乾燥・硬化後も厚く光沢ある仕上りが得られます。 ガソリン、シンナーにも溶けない強靱な塗膜性能。 密着性にも優れ、ひび割れやハガレを起こしません。


シートを交換

常々よりサイズの割に重い(重量が)ような気がしていたベージュシートですが、よくよく観察すると明らかに水を吸っているような…。

さらに、車体の新しい色にベージュシートは似合わないので、その筋では有名なお店、>>アウトスタンディングさんにて、かなりニッチな、郵政カブ用オリジナル黒シートを購入しました。これを買う人が世の中にどんだけいるのか心配になりますが、本来、使い古された郵政カブは海外に売り飛ばされてさらに酷使される運命なので、そっちの国ではそこそこ需要があるのかもしれません。というわけで、3900円という安さ。

郵政カブシート

前カゴと左ミラー装着

2009年11月:オバちゃんボックスはいまひとつスタイルが気に入らなかったので、カブにふさわしい特大前カゴを購入。カメラバッグも入りますが、それほど深くないのでネットをかけたりしないと吹っ飛んでいかないか少々不安です。ついでに左ミラーも入手しました。


キャブレターの調整

前かごを付けてようやく完成かと思った矢先、キャブレターからのガソリン漏れが発覚。キャブはばらせないので今井オートさんでメンテナンスしてもらいました。


塗装&メンテナンス完了

2007年春に入手し、2008年春に塗装をはじめ、どんくさいにも程がある速度で整備してきましたが、最後の実用的カスタムを施し、ようやく自分の中で完成宣言しました。

悩みに悩んだ色は、某国産車のアッシュカーキという色。限りなくグレーに近いカーキ系の色だと思っていたのですが、予想外に普通のカーキだったため、ワイルドなミリタリー風になりました。初挑戦の素人塗装ですが、度々アドバイスをくれた塗装のプロからは「ほほぅ…思ってたよりは断然良い。」というお言葉をいただきました。内心、かなり残念な結果になると思っていたようで…。
そんなわけで、長かった郵政カブ整備もこれでいったん終了です。

↑うっとり写真。郵政カブは斜め後ろから見ると最もかっこいい気がします。

今のところ、乗る機会はあまりないのですが、長年憧れた郵政カブがオリジナル仕様で所有できて幸せ一杯です。暖かくなったらのんびりツーリングでもしたいと思います。

>>学生時代から乗っているリトルカブのメンテナンス記録はコチラ

(オマケ)カブの任意保険について

カブは最大でも110ccなので、車をお持ちの場合はファミリーバイク特約(125ccまで)が利用できます。バイク単体の保険に比べてお得。また、ファミリーバイク特約はバイクの台数を問わないらしいので、125ccまでなら何台でもカバーされるようです。(詳細は各保険会社にてご確認ください。)


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