大前光一くん
中学、高校時代、やんちゃでアホで友達の少なかった自分と
いつも遊んでくれた一人が光一君。彼は相当の変わり者で、
数々の奇行で周囲を驚かせた。
とばっちりで目立つ事が嫌だった自分は
そんな彼を時に疎んじた事もあったけど、冗談半分で
「ヤツは大物になる」なんて言ってました。
高校時代から彼は演劇にのめり込んでいき、
卒業後は関西方面の演劇の学校に進みました。
彼に限らず、地元の知り合いとはほとんど連絡を取り合う事は
なかったので、接点もなくなったけど、
学生時代、ネットで彼の名前を調べてみた事があります。
本格的なバレエか何かの役者としてその名があったような・・・。
たしか二十歳前後の頃だったので、その若さでそれはないだろうと
思い、別人かと思っていたのです。
で、昨日、BBSに同級生のやっちゃんが書き込みしてくれて、
光一君が義足でダンサーをやっている、と。
「別人じゃね?」と思いつつ調べてみたら間違いなく本人!
それはもう大変感動・・・というか、もはや次元が違う。
以前何となく、「イラストレーターが右手を無くしたらどうだろう、
まあ、左手でもいけそうだな、左手が無くなっても口でいけるかも。
では目が見えなくなったらどうか、無理かもしれんね」
なんて考えていたんだけど、ダンサーの彼は、左足を失ったそうだ。
比較できない事だけど、ダンサーにとって足は命でないだろうか。
それを失った衝撃は想像できません。
しかしその壁に挑み続けている彼のエネルギーと根性、精神力は、
昔のそれを感じさせつつ、何倍にも膨れ上がっているような。
自分もママゴト程度の苦労はあったけど、彼に比べれば無と同然。
すこし彼のエネルギーを分けてもらった気がしました。